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長屋の軒先でちょいとドカベン萌談義。
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山田と里中の疑似父子関係がなぜいかがわしいかというと、同い年だというのに二人の間に「従わせる-従う」の関係が発生しているからです。バランスが崩れてるともいう。支配-被支配の関係にはいつもエロスの臭いがつきまとう。

山田と里中の場合は、お互いそのことが同意の上で、しかも本来の性格と逆の役割を担当しているところが不自然でさらにエロい。

本来太郎さんは現状を受け入れる受動的なタイプで、里中はがむしゃらに目標に突っこんでいくタイプ。それが野球という別空間にシフトすると、攻めっ気の強い里中を我慢強い太郎さんが従わせ、また里中も自分の強気の部分を折って自ら太郎さんのリードに従ってる。

たとえば歳がある程度離れていて、常識的にいって里中が太郎さんに従うのが当然だったらそんなにえーっとは思わないんだけど、あいつら同い年なわけで。彼らの関係性には常識的な根拠があてはまらないんですよね。また盲目的なところがあやうくてハラハラする。

「従わせる-従う」の関係も実は一方的な力関係ではなくて、里中が太郎さんに無私の信頼を寄せることによって太郎さんが逆に縛られてると見るのもアリだと思う。山田太郎に父親的立場を押しつけてるのは里中の方かもしれない。相手に主導権をすべてゆだねることによって逆に相手を支配するのはMの常套手段だし。視点を別のところに置くことで関係性が真逆にひっくりかえるようなところもこの二人は妄想しがいがあって面白いです。プロになって道が分かれて、さらに出会い直すところも好きだなぁ。

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はじめまして。
ねりのさん、はじめまして。通りすがりのドカファンのみんみと申します。
突然ですが、「擬似父子関係考」、「くぅ~わかるぅ~」という気持ちで読ませていただきました。
大甲子園1巻の「山田~~」を連呼して思わず背中に抱きついちゃう里中くんは、山田にとって、まさに目に入れても痛くない、かわいくてやんちゃな男の子。でも飴を与えればすかさずムチ!の鬼にもなります…。
この2人を見てると本当に危うくてハラハラして思わず萌えてしまいます。
ドカは小学生の時に(純粋に)読んでいて、その頃から里中くんファンなのですが、山里に萌えだしたのは私も再放送を見てからです。思わず漫喫で読み返したりしてます…。
ねりのさんの絵、とってもかわいいですね。できたらもっともっと描いていただきたいです!
これからもちょくちょく遊びに来たいと思います。よろしくお願いいたします。
みんみ 2008/04/30(Wed)21:08:46 編集
ようこそです♪
はじめまして、ねりのです。
コメントありがとうございます。反応いただけるととても嬉しいですv

>飴を与えればすかさずムチ!の鬼
この辺が太郎さんの父親たるゆえんですよね~(笑)。わかります!
このムチの具合がまた里中的にはツボなんじゃないでしょうか。なにくそ!と思わせてくれるくらいじゃないと勝ち気な里中には物足りないのではないかと思います。その辺のさじ加減がこう、とても危ういんですよね!

>再放送
再放送見てらっしゃるんですね♪私は原作未読だったんですが、最初はこんなのを堂々とゴールデンタイムに放送していいのかとハラハラしながら見てました(笑)。原作がまたいいんですよね~。

絵も褒めていただいて嬉しいですv ありがとうございます。雑な絵ですけど(^^;)ちょこちょこ描いていきますね。またお時間のあるときにでものぞいてやってください♪
ねりの 2008/05/01(Thu)23:17:01 編集
ひとことメセ。
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このブログについて
ドカベンにハマって4年目となりました。水島ファンからするとまだまだ新参者ですがよろしくお願いします<(_ _)> 。ちなみにドカベンには某東京ローカル局のアニメ再放送(2008年1月~)でまんまとハマりました。里中かわいいよ里中。

ちなみにそこそこ乙女向けなのでお気を付け下さい。山里メインの球里・三里てところでしょうか。ロッテの三馬鹿大好きです。里中受はたいがい大好物です。

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