昨日の島本和彦話の続き。

岡田斗司夫の番組での話をちょっと抜粋してみた。長いので興味のない人はスルーしてください。

笑いには三種類あると思う。人を傷つける笑いと、自分を傷つける笑いと、だれも傷つけない笑い。僕は誰も傷つけない笑いがいいと思う。人を傷つけるのは一番簡単でレベルの低い笑い。自分を自虐的に傷つけるのはまあ誰も傷つかない、だけどもステップ２だな、と。もう少しランクが上がると誰も傷つかないんだけど可笑しい。誰も傷つけないというのがすごく平坦な感じで事なかれ主義に聞こえるんじゃなくて、その中でも面白いものがあるというのを出していきたいと僕は思う。で、他の人にも考えてほしいと思うんだけど。
人を傷つけたり、レイプシーンを入れたりするのはすごくショッキングでキャッチーだけどそれは甘えだな、というのもあると思う。そういうものを別にいれなくてもプラス面だけで十分面白くできる。

この話の続きが以下。

島「若い頃はいろんなの描いた。リストは出さなくていいから！（笑）　いろんなの描いたけど、得意ジャンルじゃないものを描いても失敗するし、無意味な時間になっちゃうもの。一生に描ける作品が例えば300作品とか500作品とか決まってるなら、あんた一色しかないよと言われても。水島新司先生だって野球だけじゃない！野球だけでも色んなバリエーションを描かれてるし、ちゃんと人間ドラマも入ってるし面白いし」
岡「悪意ないよね」
島「悪意ないし」
岡「うんうん」
島「それがいいな、と僕は思うのね」
岡「それはひとつ、道だよね」
島「そうそう」
岡「漫画家じゃなくて漫画道だよね」
島「漫画道だよ」

水島漫画における「悪意の不在」というのは面白い観点だと思いました。
別の話の中で、漫画のストーリーを考える時、動機付けで一番簡単なのは復讐劇だけど、これをやると話が暗くなってなかなか売り物にならないんだよね、という話もしていて、先生そうはおっしゃるけど今の世の中そんな安易で暗い話ばっかですどうしてなんですかと泣きつきたくなっ（ｒｙ
泣きたいのはきっと島本先生の方だろう。けどまあ、おっしゃってることはまったくごもっともだと思う。ネガティブなものは描きやすい、という話も、オリジナルは描かない自分からしてもなんとなく想像はつきます。二次創作でさえうっかりそっちに行きそうになるし。水島漫画は手塚治虫や石ノ森章太郎のように人の悪意や欲望に真っ向から取り組んで、人の生きるべき道とは、正義とは、というようなドラマは描かないけれど、野球というゲームにかかわるさまざまな人びとの多種多様な生き様を描きだすだけで、人の誇りとは、幸福とは、人が生きるということはどういうことなのか、ということを伝えるパワーがあると思います。悪意や欲望といったネガティブな動機付けをまったく用いないのに面白いという部分にこそ、逆に真価ががあるんじゃないのかな。一番の体現者はやっぱり岩鬼かな。笑。

「愛してるやて～～～！」
「ナイス勘違い・・・」

里中、ナイスつっこみ。笑。
なんでしょうね、ウェットになりかけたところをドカーンとひっくり返すこの馬鹿パワーは。しかもツッコミまで入れて。ツッコミ入れる冷静さがあるのは一体なんなの。
ああ、でもこれは、この良さはやっぱり説明しづらいか。しづらいなぁ。水島先生のはたぶん天然だろうしな。

追記。
蛇足になるけど、じゃあ水島漫画が全部個性的でオリジナル色の強いものかというとそういうわけではないんですよね。感覚的な話になってしまうんだけど、水島漫画ってパーツも話の組み立ても別に驚くほど個性的ではないんですよ。むしろ普通というか、今まであったものを今まであった手法で組み立ててると思うんです。そういう意味では堅実でオーソドックス。大時代的と言ってもいいと思う。ただその中でちょっとずつ立ち位置を真逆にひっくり返してるんですよね。ふつうは投手が主人公だけどあえて捕手にして、やっちゃいけないことをいちいちやらかしていく困った暴れん坊の主人公的なキャラをあえて脇に置いて物語を動かしていき、それを投手に持ってくるのかと思いきやこれまた真逆の可愛い顔のチビっこを持ってくる。どこか遊び感覚なんですよね。描き手本人が一番面白がってるというか。ふつうはこうやるだろ？いやそれが違うんだな～！わっはっはびっくりしただろう！なっ、なっ！カッコイイだろ！楽しいだろ！的な。笑。子どもか。

発想のやんちゃさ。稚気。けどそれは、ぽっと出の未熟な新人が勢いだけで描ける世界ではなく、それなりの確実な土台があって初めて現出された世界なんじゃないかな、と思います。

ただいま３５％くらい・・・？

某動画サイトで島本和彦と藤田和日郎の「漫画の面白さとはなんだ？！」対談（＠マンガちっく）を聞いていて、やっぱり私はドカベンの面白さってなんだ・・・？という方に頭が行ってしまうのですが、今ふと思ったのは、子どもの頃に読んだ漫画ってあんなふうに面白かった気がするな、ってことでした。あの問答無用の面白さってなんなんだろう。とてもシンプルで原初的な感じがする。

ドカベンの面白さって、人に言葉で説明できないのがとても歯がゆいです。

ペン入れ２０％終了。

この時期に仕事に行く以外家からほぼ一歩も出ない生活をしていると無性にインフルエンザ予防接種とか気になりだします。行かなくて大丈夫かしら。死ぬんじゃないかしら。じゃあ暇なら行くのかと言われるとどうせ予約が面倒で行かないんですが。年賀状もほったらかしです。じゃあ暇だったら書くのかというとどうせ年末までうだうだして（ｒｙ　丑年かーどうしよう。ファルルを描いたら引かれるだろうか。ファルルかあいいよファルル。

プロ野球関係のイベントもこの時期はかき入れ時らしく、あちこちでトークショーとかサイン会とかあって切ない限りです。俊さんのトークショーとか別にくやしくなんて、くやしくなんてないんだから。そういえば今って珍プレー好プレー系のプロ野球いじりバラエティってあるんでしょうか。子どもの頃はプロ野球なんか見なかったくせに珍プレーだけは大好きでよく見てました。そういう子どもでした。

というわけでアニドカ。
ちょっと前の見てなかったものからざーっと見てます。春のセンバツ後のメロウな里中ちゃんが大笑いです。

　どうしてだ
　海が
　海がいつもより遠くに見える
　もう、なにもかも済んでしまったことなのだろうか

ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
なんという二次創作・・・嫉妬で心が壊れそうです。日アニにはちょっと変な人がいるね！素敵だね！山里本出して下さい！（えー）　県大会東海戦でやきもきしながら渚の投球を見ている里中ちゃんの山田との回想シーンとかも普通に恋愛ものを見てる感じでした。腕なんかつかんじゃってさあー。どうしてこの二人ちゅーしないんだろうと思った。小泉先生の治療を受ける里中ちゃんの苦悶の声はエロかったですｗｗ　ていうか小泉先生のしゃべり方がドＳにもほどがあったんですが・・・なにあの女王様・・・「どうしたの、やめてもいいのよ」「今日はすこし強くいくわよ」「相当筋肉が引っ張られるから痛いけど、我慢して」ビリッ！うわあああーみたいな。おばちゃん怖い。でも黒のミニスカ。女王様だから？

ちなみにサっちゃんがランニング中の里中ちゃんをストーカーして呟くセリフは、正しくは「なんて青春て厳しいんだろう・・・がんばって、里中ちゃん」でした。

もうだいたい今放映中のところまで追いついてしまったので、これを見終えてしまったらどうしようかと考え中です。ムーミンもトムソーヤも取り溜めてた分見終えちゃったし。あ、テニプリとかどうだろう（えー）　あ、そうそう、いま見たいのは忍たま乱太郎の第一話～です。アニメギガで田中真弓さんの回を見たら俄然見たくなった。再放送してくれないかなー無理かなー。そうそう、ちょっと前に再放送してたＨ２をやっと見たんですが、野球部分の動画がものすっごい良いですね。ちゃんと野球してるわー。MAJORよりいいんじゃないかな？窮極のリミテッドアニメを目指してるワンナウツと見比べるととても同じジャンルとは思えません。笑。でもワンナウツは今もりもりと面白くなってきたところなので超絶賛応援中です。ほんとです。いちいち一喜一憂するリカオンズのオーナーたんが可愛くて仕方ありません。内海さんサイコー。

それと、ＢＳでやってた次郎長三国志を１、２、５、６と流していたんですが、殿馬の「づら」言葉ってこのあたりの影響があるんじゃないかな、と思ったりしてました。殿馬っぽい言葉使いをする人がいたので。静岡だもんなぁ。水島漫画は読めば読むほど随所に時代劇の影響を感じるので昔の時代劇作品をもっと見てみたい気持ちです。ぞろぞろ元ネタを発見しそうだ。ちなみにこの次郎長三国志、明るく楽しい任侠時代劇で、総モテ次郎長親分を筆頭に１０人前後の次郎長一家の仲良し男衆がいちゃいちゃいちゃいちゃしながら旅をして回ってるだけなんですが、子分ちゃんが死ぬ間際に「親分・・・好きだ・・・」とか真顔で言い出すすごいシーンとかもあってさすがにひっくり返りました（　゜д゜）　待て待て。いい加減に流し見てもそこそこ楽しいのがまた良いところだと思います。

たぶんまだ６割ってとこ。

やっと下描きが終わったような気がする・・・！たぶん・・・ orz

下描きが終わると９割方は終わったような気になります。終わってねええええ
でもまあ下描きが終わると気分的にはだいぶ楽です。あとはよけいなことを考えずにペンを入れていくだけだぜイエー　深く考えたりして手を止めたらダメなんだぜイエー


アニドカ。ようやく２年夏の白新戦。白新ユニは漫画版の赤とアニメ版の青、どちらが不知火に似合ってるんだろう。うーんうーん・・・不知火には日ハムユニが一番似合ってると思います（えー）。今の日ハムユニもカッコイイですよね。好き。

かんばいさま。

○越乃寒梅
あぶさんでたまに出てくる幻の越乃寒梅をゲットしました。美味しいです。口当たりが良すぎるので飲み過ぎに注意。あぶないあぶない。でもスーパーとか量販店でふつうに売ってたのでもう幻じゃないみたいです。

○心に棚を
知り合いの知り合いが書いてるブログをたまに見に行くのですが、唐突にドカベンは最高のアニメだねとか書かれててしばらく動悸が止まりませんでした。びっくりした。すべてを棚に上げて「いまさらどうしてドカベンなんですか？！」と聞きたくなった。

○野球狂５巻
これがほんとの男汁。　・・・・・・ｴッ・・（　゜д゜）
びっくりしすぎて言葉が出てきません・・・。神人さんは武蔵坊殿の原形？野球狂は神人さんじゃなくて岩田さんだったというオチでおｋ？
満智子ﾀﾝとの合作２つ目、富樫クンその後の話は悲劇のようで悲劇でない、例えそれが一瞬のことだとしても夢をかなえられたらそれが男の本望！的な、自己満足と言えばそれまでなんだけど（笑）失ってしまうとわかってるからこそ清々しい水島漫画らしい話だと思いました。

○原稿
ただいま下描き半分ちょっと終わったところです。いちおう最低限のノルマは達成・・・でもこのペースで本当に大丈夫なのか・・・そもそもこれって面白いのか・・・ orz

○間取り
合宿所の入口間取りが前半と後半で大まかに２パターンあることに気付きました。山田家は某書では四畳半二間と書かれてたけどやっぱり六畳二間にしか見えない罠。合宿所の個室もなんとなく六畳に見える。ちなみに何部屋あるんでしょうか。レギュラーが全員入ってるとして監督入れて最低10人。最低５部屋＋食堂＋風呂＋便所。結構ちゃんとした施設だよね。問題は一人部屋としての監督室があるかどうかなんだけど、徳川時代は住んでなさそうで土井垣時代は住んでそう、でも大平時代は住んでなさそうな感じ。微妙ー。集会室は後半出てこないので幻の公算大。

○恥じらい
大甲子園・紫義塾戦の前にわざわざ風呂場まで追いかけていって太郎さんに慰めてもらう乙女里中は本当にどうかしてると思いました。ちょっと前まで「こんなことくらいでつぶれて何が小さな巨人だ！！」とかマウンドで雄々しく吠えてたくせに。マウンドを降りると急に普通の子になっちゃうんだよなぁかわいいなぁ。あれ？風呂場で太郎さんにぴったり寄り添って「俺はダメだな・・・」とか頬染めてるコは普通の子とは言わないか。あのあと絶対太郎さんにちゅーしてもらってたと思（ｒｙ

○燃える打棒
バッティングで活躍する里中が最近の萌えです。BT学園戦で執念の同点三塁打を打つとこめっちゃカッコイイですよね。なにあの超絶タイムリー。三塁打かよ。まあ、一度バックホームしてますけど。原作をいちいち指さし確認しながらドカベンスキーさんと一晩中萌えトークしたいです。チャットは便利だけどやっぱり同じ空間で生絵を見ながらここがいいのよーっ！って叫びあいたい。いつかそういう気のふれたオフ会やりたいな～。誰かつきあってください。文庫版くらいならどこへでも全巻持っていっちゃうぜ。



かくかように脱線しまくり。萌えはエネルギーです！

ひとことメセありがとうございました！レスは下のリンクからどうぞー。