長屋の軒先でちょいとドカベン萌談義。
毎週アニメのクロスゲームが楽しみでならないのが我ながら不思議だったので、出来が良かった覚えのあるH2のアニメ版をレンタルしてきてだーっと1話から見ているのですが、あっという間に半分以上見てしまって自分でもびっくりです。アニメってこんなにするっと見られるものだったか。それが良いか悪いかはともかくあっという間にDVD5枚分見てしまいました。あと2枚借りて来なきゃ。
男の器量を能力と恋愛における勝ち組-負け組で測るわかりやすい価値観がときどき軽くカンにさわりますが、クロスゲームではそういうとがった部分がだいぶ丸くなってるんだなぁ、という意味ではあだち充自身の変化を感じられて面白いです。あと、アニメとしての完成度というのか、最初はいわゆる90年代のアニメぽかったのが、どんどん原作の空気感に近くなっていって洗練されていくのがちょっとそら恐ろしい感じです。芦プロすげえな。あと、第1話のアニメとしての完成度は異常。第1話に必要とされる情報量をあれだけコンパクトに日常風景を描くことでさりげなく表現できてるアニメなんて、ここ数年見たことあったかどうか。野球部昇格までの流れが原作もそうだったのだけど冗長なのがやっぱり残念で、その辺はもちょっと端折っても良かったんじゃないかな、と思いました。一番胸にきゅんとくるのは今も昔も校長先生と柳きゅんの不器用な親子物語です。柳きゅんは顔がドカベン界の人みたいなので余計にきゅーんときます。セカンドが天才肌で芸術系に通じてるっていうのはもはやお約束と考えていいんすかね。
とかまあそんなわけで5巻まで見終えてしまってから、一緒にレンタルで借りてきたドカベンDVD最終巻の特典「水島新司×香川伸行」対談を視聴。こんな映像があるの知らなかったんですよ。実は動く水島先生を映像で拝見するのは初めて。香川さんもたぶん初めて。かなぁ?それと意識して見るのは初めてですね。いやー、なんか。ほっとしました。
あだち充は、確かに昔むやみにキライと思っていた頃よりは自分の中でばーんと評価を上げてる作家さんなんですけど、確かにH2もクロスゲームも面白いんだけど、やっぱり水島先生の方がなんとなく肌に馴染みます。なんなんだろうかこれは。遠征先からホームに帰ってきた感じというか。
香川さんが現役時代に落合をうまいこと打ち取った時の話をしていて
「落合さんが2-1でインハイを空振りした後、やられたって言われたんですよ(笑)。もちろんボール球でした」
「岩鬼なら打つよ!岩鬼にはボール球はストライクだもの」
と言ったときの水島先生の真顔さ加減と、香川さんのこの後どうやって話をつなげようかなァ的な曖昧な愛想笑いが面白くてなりませんでした。え、そっち?!みたいな。先生のこういう話の飛び方は慣れてるから笑って話はごまかすけど、どうつなげていいか微妙にわっかんねぇな、的な。リアルプロ界とドカベンキャラは先生の中で区別がついてないらしいという話は聞いてましたが、ああこれかァと得心がいきましたよ。さすがです。話の脈絡ぶった切り感と人の話を聞いてない感は心底先生ご本人の味なんだなぁとよく理解した。
香川さんのキャッチャー時代のエピソードは私のような素人が聞いてもなかなか面白くて、先生もそれ使えるよ!とノリノリだったのに、そんなリアルな話が生かされたキャッチャー話を未だ拝見したことがないあたりもさすがすぎます。「ドカちゃん、山田に似てないねぇ!」とか言っちゃうあたりもドカベン香川伸行的にどうだったのか。山田は頑固で融通が利かないから(ドカちゃんと似てない)、と先生自ら評していたのは興味深かったです。
香川さんがいくつか現役時代の話を披露したあと、そんな話聞いたことなかったよ!と先生が最後におっしゃってましたが、ああいう話は現役時代はもちろん、彼が対戦した人たちがほぼすべて現役を退いてからでないとなかなか話せないエピソードじゃないのかな、と思いました。すごく面白いんだけどちょっときわどい気もする。
彼女とか家族が見に来てるときのバッターがバッターボックスに入る時はそわそわしてるから、感じで必ずわかる、という話は特に面白かったです。やっぱり自分も男だからわかるってことなのかな。オレのオンナとカーチャンにはいいとこ見せたい男のサガ。誰だってそれは変わらないんだろうね。可愛いヨ可愛いヨー。そしてそれを利用するキャッチャーは心底鬼のポジションだなwと思いました。
男の器量を能力と恋愛における勝ち組-負け組で測るわかりやすい価値観がときどき軽くカンにさわりますが、クロスゲームではそういうとがった部分がだいぶ丸くなってるんだなぁ、という意味ではあだち充自身の変化を感じられて面白いです。あと、アニメとしての完成度というのか、最初はいわゆる90年代のアニメぽかったのが、どんどん原作の空気感に近くなっていって洗練されていくのがちょっとそら恐ろしい感じです。芦プロすげえな。あと、第1話のアニメとしての完成度は異常。第1話に必要とされる情報量をあれだけコンパクトに日常風景を描くことでさりげなく表現できてるアニメなんて、ここ数年見たことあったかどうか。野球部昇格までの流れが原作もそうだったのだけど冗長なのがやっぱり残念で、その辺はもちょっと端折っても良かったんじゃないかな、と思いました。一番胸にきゅんとくるのは今も昔も校長先生と柳きゅんの不器用な親子物語です。柳きゅんは顔がドカベン界の人みたいなので余計にきゅーんときます。セカンドが天才肌で芸術系に通じてるっていうのはもはやお約束と考えていいんすかね。
とかまあそんなわけで5巻まで見終えてしまってから、一緒にレンタルで借りてきたドカベンDVD最終巻の特典「水島新司×香川伸行」対談を視聴。こんな映像があるの知らなかったんですよ。実は動く水島先生を映像で拝見するのは初めて。香川さんもたぶん初めて。かなぁ?それと意識して見るのは初めてですね。いやー、なんか。ほっとしました。
あだち充は、確かに昔むやみにキライと思っていた頃よりは自分の中でばーんと評価を上げてる作家さんなんですけど、確かにH2もクロスゲームも面白いんだけど、やっぱり水島先生の方がなんとなく肌に馴染みます。なんなんだろうかこれは。遠征先からホームに帰ってきた感じというか。
香川さんが現役時代に落合をうまいこと打ち取った時の話をしていて
「落合さんが2-1でインハイを空振りした後、やられたって言われたんですよ(笑)。もちろんボール球でした」
「岩鬼なら打つよ!岩鬼にはボール球はストライクだもの」
と言ったときの水島先生の真顔さ加減と、香川さんのこの後どうやって話をつなげようかなァ的な曖昧な愛想笑いが面白くてなりませんでした。え、そっち?!みたいな。先生のこういう話の飛び方は慣れてるから笑って話はごまかすけど、どうつなげていいか微妙にわっかんねぇな、的な。リアルプロ界とドカベンキャラは先生の中で区別がついてないらしいという話は聞いてましたが、ああこれかァと得心がいきましたよ。さすがです。話の脈絡ぶった切り感と人の話を聞いてない感は心底先生ご本人の味なんだなぁとよく理解した。
香川さんのキャッチャー時代のエピソードは私のような素人が聞いてもなかなか面白くて、先生もそれ使えるよ!とノリノリだったのに、そんなリアルな話が生かされたキャッチャー話を未だ拝見したことがないあたりもさすがすぎます。「ドカちゃん、山田に似てないねぇ!」とか言っちゃうあたりもドカベン香川伸行的にどうだったのか。山田は頑固で融通が利かないから(ドカちゃんと似てない)、と先生自ら評していたのは興味深かったです。
香川さんがいくつか現役時代の話を披露したあと、そんな話聞いたことなかったよ!と先生が最後におっしゃってましたが、ああいう話は現役時代はもちろん、彼が対戦した人たちがほぼすべて現役を退いてからでないとなかなか話せないエピソードじゃないのかな、と思いました。すごく面白いんだけどちょっときわどい気もする。
彼女とか家族が見に来てるときのバッターがバッターボックスに入る時はそわそわしてるから、感じで必ずわかる、という話は特に面白かったです。やっぱり自分も男だからわかるってことなのかな。オレのオンナとカーチャンにはいいとこ見せたい男のサガ。誰だってそれは変わらないんだろうね。可愛いヨ可愛いヨー。そしてそれを利用するキャッチャーは心底鬼のポジションだなwと思いました。
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このブログについて
ドカベンにハマって4年目となりました。水島ファンからするとまだまだ新参者ですがよろしくお願いします<(_ _)> 。ちなみにドカベンには某東京ローカル局のアニメ再放送(2008年1月~)でまんまとハマりました。里中かわいいよ里中。
ちなみにそこそこ乙女向けなのでお気を付け下さい。山里メインの球里・三里てところでしょうか。ロッテの三馬鹿大好きです。里中受はたいがい大好物です。
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管理人:ねりの
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