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長屋の軒先でちょいとドカベン萌談義。
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球道くん読み終えました~。

いやーなんというか、不思議な漫画でした。水島先生の漫画はいつもひとことでくくれないスケールのでかさというか、はみだし具合が素晴らしいのですが、球道くんは特にこう、なんというかー、なんだ(笑)。いつも通りの野球漫画であり、家族漫画であり、男の意地ってなんだ?!漫画であり、男の成長漫画であり、後半は高校球児漫画になるという、ほんっとひとことでくくれないエネルギッシュな作品でした。思った以上に家族モノをしてたところは意外だったでしょうか。大介さんと球道くんが親子して審判の判定が許せないって息巻いてて「謝らなくていいぞ球道!」「そうだ父ちゃん!俺たちは間違ってないぜ!!」とかやってるのは心底アホで可愛いかったです。もうなにこのアホ親子鷹(笑)。似すぎだお前ら。愛ちゃんが何度も手に負えないこの男たち!って呆れかえってました。わかるよ愛ちゃん。とか言いつつ、この母ちゃんもたいがいタフで、でも可愛くって好きでしたv なにせ初めて球道くんからホームランを打った人だもんな~(笑)。かっこいい!

話としては小倉編が一番好きでした。審判の間違った判定が納得いかなくて頑として俺は正しい、なんで正しいことを間違ってるっていわれて納得しなきゃなんないんだ!ってそれはもうしつこく意地をはるところとか、家の事情でどうしても野球ができない一男をそれはもうしつこく追いかけまわすところとか、グレかけたサッシーをそれはもうしつこく野球に戻そうとするところとか、意外と球道くん自身が野球をしてる時間が少ないところがなんか面白いです。笑。とにかく意地を張って野球をやらない期間の方が長いんですよね。グレかけたサッシーととっくみあいのケンカをして、「とにかくあやまれ!男の意地はグラウンドで見せるんだ!」と説得して校長先生のところに行ったはいいけど「せめて昨日まだだったらな・・・」と追い返されて「あやまったらかんべんしてくれるっていうからあやまったのに、やっぱりいれてくれないじゃん!うそつき!ちくしょう~!!」ってなる下りが最高に面白かったです。子どもの考えることが大人の都合に通じないところがいい。

小倉編は特にそうなんですけど、男の意地がそううまく世の中に通らないところを描いてるのが面白いと思うんですよね。だからってあきらめるわけにはいかないじゃん!ってところをすごい執念深く描いてる。球道くんは確かに速い球を投げるいいピッチャーだけど、それ以上にあばれんぼうで道理が通らないと絶対に折れない頑固者だし、それではチームも仲間に入れてくれない。学校でもやっかい者扱い。サッシーも悪童くんも、やっぱり折り合いの悪いところがあってなかなかうまくいかない。でもそこをどうしたら他の普通の子たちと一緒に野球ができるだろうか?っていうところを一生懸命描いていて、解決法だけを見るといつも通りの水島男論ぶちかましっていうか(笑)ええ~それ通るの?って感じがしないでもないんですが、それよりそこに至る過程の方が面白いな、と感じました。

えーとえーと、他に言い忘れてことないかな。いやたぶんあるな(笑)。あったらまた書き足します。

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このブログについて
ドカベンにハマって4年目となりました。水島ファンからするとまだまだ新参者ですがよろしくお願いします<(_ _)> 。ちなみにドカベンには某東京ローカル局のアニメ再放送(2008年1月~)でまんまとハマりました。里中かわいいよ里中。

ちなみにそこそこ乙女向けなのでお気を付け下さい。山里メインの球里・三里てところでしょうか。ロッテの三馬鹿大好きです。里中受はたいがい大好物です。

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